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【新企画】裏方ヒーローズ

裏方ヒーローズ #001|総合食品エスイー 谷口 明瞭さん
エスイーさんは、牛・豚・鶏の精肉からハムやウインナーなどの加工品まで、幅広い商品を取り扱う総合卸業者です。全国各地の生産者と提携し、鮮度を最優先に流通体制を整えています。九州から届けられる牛肉や、傷みやすい内臓類も最短でお店に届く仕組みを担保。岡山県産の豚肉など、地産地消にも力を入れています。

MEAT PAPAを担当する谷口さん(エスイー)は、精肉店・スーパー・焼肉店など60件以上を個人で担当しています。
最初は全てをメモに残すところから始め、今では「お肉を見ればお客様の顔が浮かぶ」ほど、肌で覚えた感覚と情報力を武器に、提案先の好みを第一に考えています。山本さんからも「谷口さんの提案は、私の好みまでわかってくれている」と言われるほどです。単に商品を売るのではなく、「そのお店に合う一品を選ぶ」ことを大切にしている谷口さんの姿勢が印象的でした。
商品を選ぶ際は、例えばサシの入り方や色味・脂のバランスなどを見極め、山本さんの理想に合うものを厳選。取り扱いは和牛をはじめ幅広く、全国の生産者ネットワークを駆使して、季節ごとの食材や特別なリクエストにも柔軟に応じています。
日々の提案も現場に足を運び、会話を重ねることで信頼を築いています。訪問ルートの見直しや回数調整など、物理的な距離を縮める工夫も続けてきました。

納品時に「挨拶が一番」と語る谷口さん。笑顔で接することはお客様にとっても、そして自分にとっても大事な初心の確認だといいます。「暗かったら、買おうという気持ちにならない」と、誰にでも変わらない笑顔を心がけています。
MEAT PAPAとの取引は5〜6年前に前任者が営業で訪れたことから始まり、谷口さんが担当になっておおよそ2年。今では「谷口さんが担当だと嬉しいお店はたくさんある」と山本さんに言われるまでの関係に。
特に昇進の報告をした際、「辞めないでね」と言われたことがとても印象に残っていると語ります。
谷口さんは「山本さんの好みや思いを大切にしながら、それに応えられる提案をしたい」と話してくれました。

この取材を通じて見えたのは、谷口さんはよくあるような「ただ商品を売るメーカーの営業担当者」ではなく、山本さんの好みや思考、お店やそのファン層のことを第一に考え、品質を最優先に提案しているということ。それができるのは、両者のお人柄がベースにあり、お互いに対するリスペクト、信頼、思いがあってからこそ。
会社の枠を超えて互いに必要と感じているからこそ、良いチームワークが生まれている。まさに、音楽のように良い「グルーヴ」がMEAT PAPAを中心に生まれているのだと感じました。
さらに、谷口さんは「MEAT PAPAが他のお店と違うのは、お客様層が本当に幅広いこと」だと語ります。若い学生やカップルから、ご家族連れや年配の方まで、誰でも入りやすいお店の雰囲気。そこに並ぶ商品ラインナップ、親しみやすいスタッフの人柄、そして活気のあるお店の空気感が、いつも明るく温かい空気を生み出していると感じています。
最後に、MEAT PAPAが売れている理由は、「商品ラインナップ、スタッフさんの人柄、そしてブランディングやマーケティング。
特にブランディングやマーケティングは、これまでに例を見ないアートを活用した手法で唯一無二の強い武器だと思う」とも語ってくれました。
谷口さんの「誰かの笑顔を生む仕事」という思いと、MEAT PAPAの活気・魅力が一緒になって、お店の“美味しさの舞台裏”をしっかり支えているのだと確信できました。

